門入(2)
どんな伝承か
岐阜県揖斐郡徳山村門入の話。天狗さんの遊び仕事といって、木を切る音をさせるという。遠くからは木が倒れるのが見えるが、側へ行ってみると倒れていない。若葉の五月頃に多く、晴天の朝でも晩でも起こるという。高橋文太郎「奥美濃の民俗」(「旅と伝説」昭和十五年八月号)に採られた一条で、本書は天狗の木伐りの話を集めた節にこれを収めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。