機織石
どんな伝承か
長野県上水内郡戸隠村(現・長野市戸隠)の山中に、機織石と呼ばれる石がある。ほかにも籽石、筬石、筬槌石など、機織の道具に形の似た石があるという。この機織石が機を織る音を立てるときは、必ず近いうちに雨が降ると言い伝えられている。信濃奇勝録に記されたもので、石の形と音とを結びつけ、天候の変わり目を告げる俗信として語り継がれてきた。
原典より
籽石、筬石、筬槌石など、その形の似た石があるが、この石が機織の音をするときは、必らず近い内に雨が降るといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。