小金原狩獵
どんな伝承か
景行天皇五十三年冬十月、天皇が磐鹿六雁命を従えて安房の浮島宮に到られた際、葛飾野に巡幸して御狩を遊ばされたと「高橋文書」は伝えるが、その地がすなわち小金原であったと言われている。元禄・享保・寛政・天保年間の頃には、徳川家もまた小金ヶ原で御狩をした記録がある。御狩奉行の伊奈半左衛門忠次、伊奈半十郎忠治、伊奈半十郎忠基、伊奈半左衛門忠順らの人々を指揮して一万五千人を狩り催し、御供の諸侯・旗本、人足も多数に上り、獲物もいずれもものものしい次第であったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。