道鏡寺
どんな伝承か
市原郡鼠坂を登ると、左手に見える森のあたりに、昔六十軒もあったという道鏡寺の址があると伝わる。房総志料は、称徳天皇の御代に道鏡が下野国薬師寺の別当職に任ぜられた折の落去ではないかと推測している。坂の脇の山には道鏡の弟子某の墓というものもあり、その傍らには玉桜と名付けられた名木もあったが、里の子供に枝を折られるため今は他へ移し植えられてなくなったという。
原典より
市原郡鼠坂を登ると、左の側に見える森のあるあたり、昔に六十軒もあつた道鏡寺(一名、道鏡寺)の址だといはれてゐる。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。