生き埋めで改心した小僧と小僧壇
どんな伝承か
二本松市西勝田の上杉内に、旅の僧が素行の悪い小僧を連れて滞在し、その子を直そうと修行を続けていた。ところが盗み癖のある小僧が近くの村で金品を盗んだため、僧は怒り、小高い山の上に穴を掘って小僧を生き埋めにした。水や干柿を差し入れ、節を抜いた竹筒を土に挿して言葉を交わしたという。三週目に入るころ、強情な小僧もついに心を入れ替えたので、僧は穴から出して体を休ませ、また旅に出た。小僧はのちに立派な僧になったという。この場所が小僧壇と呼ばれるようになった。西勝田の佐久間太蔵が伝えた。
原典より
昔、旅の僧が素行の悪い小僧を連れ、その子を改心させるため、西勝田上杉内地内に滞在して行を続けていた。—— 岩代町史 第4巻(岩代町) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
岩代町史 第4巻(岩代町)
岩代町編『岩代町史 第4巻』を全23話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。