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国頭の船越と船形の岩

所在地沖縄県国頭郡恩納村字仲泊船越
年代大昔/伝承
登場
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

恩納の仲泊には船越という、人が担いで小舟を西へ越えたという地名がある。また同じ郡の石川まで海は僅か十町しかなく、中城湾の波が西海岸に聞えると言ってもよい。この辺の入江から美里の海へ打ち越し、往来に三箇所の船越を設けたのも大昔からのことであった。しかも昔の刳舟はいずれも皆大きく、随分と山越えの労を要したと見えて、この近所の伝説にも、その労を避けようとして海中へ逃げた船の跡、すなわち船の形をした岩が処々にあるという。刳舟はほとんど丸木舟で、木材の豊富な国頭の松樹をもって造り、海上において軽快なことは想像以上であった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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