濠をめぐらす根本家の築館
どんな伝承か
郡山市富久山町八山田字館前の南のはずれ、五百メートルほどの高台に根本家の屋敷がある。西から北にかけて濠がめぐらされ、櫟の林と竹藪に囲まれた土地で、昔ここに根本某という者が住んでいたといい、根本家の先祖にあたると伝えられる。この館跡には、文政十一年六月一日の紀年銘を持つ「土襄堅閇浄聖霊清心供養塔」が建てられている。
原典より
富久山町八山田字館前の最南端約五百メートル程の高地に、根本宅がある。—— 郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦)
福島県郡山市(旧安積郡・田村郡域、湖南・熱海・三穂田・逢瀬・西田・中田ほか各町)に伝わる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事の八部門に分類して集成する。坂上田村麻呂や阿古陀媛・采女伝説・萩姫、源義家ら前九年の役の人物伝承、淵や池の主・龍神・河童、弘法大師の清水、稲荷・観音・地蔵の霊験、長者伝説や埋蔵金、隠れキリシタンなど、郡山の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を伝承地つきで網羅する。