穴切神社蹴裂明神
どんな伝承か
山梨県南巨摩郡身延町粟倉に伝わる、甲斐の湖水を落としたという蹴裂明神伝説の類話で、『甲斐伝説集』『身延町誌』に載る。昔、甲斐の国が一面の湖水であった時、東光寺の国母地蔵と、鰍沢の蹴裂明神とが、鰍沢の下の岩石を切り開いて一国の水を落とされたという。その時、紐を掛けて引っ張った岩を紐掛石といい、今もその岩には浅蜊や蛤などの貝の化石が残っているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。