コダキ山に祀られた鷹の霊
どんな伝承か
百合若大臣が飼っていた鷹は、緑の地から出た鳥だったという。主のもとへ筆と硯を運ぶ途中、その重みに耐えかねて海へ落ちたが、やがて岸へ流れ着いた。人々がこれを焼いたところ、灰が空へ舞い上がり、山出の地に落ちた。鷹は近くのコダキ山に祀られており、以前は月の二十八日になると、祠から灰の落ちた場所へ火が飛んだと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。