般若姫伝説
どんな伝承か
欽明朝、奈良の貴族の娘・玉津姫は三輪の神の神託を受けて豊後の炭焼き小五郎に嫁ぎ、小五郎は満野長者となった。夫婦は竜神に祈願して娘を授かり、般若姫と名付けた。姫の美貌の噂を聞いた帝の若宮は豊後に下向し、長者の下僕として仕えるうち、病に冒された姫の祟りを解いて姫を得た。勅使に伴われ帰京する宮を追った姫が大畠の瀬戸にさしかかると海が荒れ、姫は入水した。即位した宮は姫を惜しんで般若寺を建立したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。