一くわと一もつこ
どんな伝承か
天台宗で、本尊は千手観音、慈覚大師の作と伝える。開山は慈覚大師の高弟良源和尚である。本願の施主は船木兵部少輔躬恒で、資財を捨てて創建したという。昔は諸堂が高くそびえていたが、永禄年中の兵火で焼け落ち、跡形もなくなった。境内には薬師堂があり、奥院には元三大師が自ら彫った木像を安置する。近隣の村々から常に参詣人が多い。本堂は伊勢順礼第二十四番にあたる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第9巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全100話(奈良・大阪・和歌山・三重=近畿南部/紀伊)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。