丑満時の便所に現れる産女
どんな伝承か
東根市野川に伝わる産女の話。旧暦正月十五日の夜、丑満時になると便所に産女が現れるという。痩せて髪が長く、赤子を抱いた姿で、その子を抱いてやってくれと頼む。言われるまま抱いてやると、産女は笑いながら姿を消す。残された赤子は腕のなかでしだいに重みを増していくが、何があっても手放さずに抱き通せば、大力を授かるのだと語り伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。