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赤頭巾の亡者が唄う疱瘡の噂

所在地山形県米沢市
年代天明三年(1783)ほか
登場ほうそう神、上杉鷹山、亡者、米沢藩主・顕孝の父
出典置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊

どんな伝承か

疱瘡は流行病のなかで最も恐れられ、軽くすんでもあばたが残ると案じられた。米沢では天明三年に大流行し、寛政七年には死者も多く出た。上杉鷹山の子である顕孝も、その前年に江戸で疱瘡にかかって世を去っている。人々は、柏寿様のような医者がほしい、あばたになっても死にはしまい、と俗謡に唄った。そのころ、夕方になると町の寺々に赤い頭巾をかぶった亡者が現れ、同じ唄を口にするという噂が流れたという。病は置賜一円へ広がり、村々では藁人形を作って鉦を叩き、村境で火をつけて流す病送りが行われた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活・民俗調査)

『置賜の庶民生活2(民間信仰)』所収の禁忌・卜占・予兆・生活の中の神々・死霊。山形県置賜地方に伝わる民間信仰を採録する。

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