朝比奈三郎の七畝田とひょい石
どんな伝承か
斜平山の山ひだには、畑のように畝を切った跡の残る場所があり、朝比奈三郎の七畝田、あるいは七畝畠と呼ばれている。並外れた力持ちだった朝比奈三郎が、ある朝、飯を食う前に七畝もある牛蒡畑をひとりで打ち返したという言い伝えによる。その折、鎌の先に大きな石が引っかかった。三郎は掘り出したうえで、邪魔だといって後ろも見ずに放り投げた。飛んでいった石はひょいと立ったまま地に残り、今もひょい石の名で呼ばれているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
米沢市史 民俗編――伝説(米沢市(編)・米沢市史・自治体史(民俗))
『米沢市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説。山形県米沢市に伝わる鳥獣草木・山川湖沼・地蔵社寺の伝説を採録する。