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男鹿岳にたなびく紫雲と八幡峠

所在地福島県南会津郡南会津町川島(男鹿岳)
年代十一世紀半ば
登場安倍の残党、安倍貞任、源義家、追われた武将
出典田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説

どんな伝承か

源義家は安倍貞任を追って奥州から奥会津まで攻め入ったが、荒海のあたりで敵の行方を見失ってしまった。やむなく若松へ抜けようと大内峠にかかり、峠の上で兵を休ませる。ふと奥会津の方を振り返ると、男鹿岳の頂に紫の雲がたなびき、人の気配が感じられた。これこそ安倍の残党が立てこもる証だと見た義家は、ただちに馬首をめぐらせ、川島から男鹿岳へと軍を進めたという。このとき越えた峠を、のちの人は八幡峠と呼ぶようになった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

田島町史 第4巻(民俗篇)――伝説(田島町(編)・田島町史・自治体史(民俗))

『田島町史 第4巻(民俗篇)』第二節所収の伝説。福島県田島町(南会津)に伝わる自然・歴史・神仏・池淵・幽霊・妖怪の伝説を採録する。

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