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槇川山口氏の墓所祭

所在地愛媛県宇和島市津島町槇川
年代現代(伝承)
登場山口氏一党十二戸
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

愛媛県北宇和郡御槇村槇川の山口氏一党一二戸は、祖先の命日として三月一五日に、先祖のムショ(墓所)の前で祭りをおこなった。これも同族神であった。マキ氏神は多数の同族・家族間で共同の祭祀がおこなわれ、司祭者は同族から出るのが常で、墓所や五輪塔の前を祭場とする例も各地に見られる。近隣の成妙村でも太宰氏一門が五輪墓塔の前で祭りを営んでおり、先祖の墓を祭場とする同族祭祀がこの一帯に分布していた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・平山敏治郎・堀一郎ほか・日本民俗学大系・昭和(民俗学))

『日本民俗学大系 第8巻 信仰と民俗』。原田敏明・池上廣正・平山敏治郎・堀一郎らによる十論考からなる日本民間信仰の総合的研究。原田敏明「総説」は信仰と民俗、宗教の起原(スペンサーらの学説・アニミズム)、村の信仰と都会の宗教、シャマニズムを論じる。池上廣正「霊と神の種類とあらわれ方」は神の種類(名社大社の祭る神・雑神)、神のあらわれ方、霊の種類(人霊・自然霊)・霊威、農と神・田植えの儀礼を扱う。

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