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夢枕で病を治した御登理様

所在地栃木県小山市大字粟宮(御登理様)
登場おとり、婦人病で亡くなり御登理様として祀られた女性
出典小山市史 民俗編

どんな伝承か

粟宮の墓地には「御登理様」と呼ばれる小さなお堂が建っている。婦人病に苦しんで亡くなったおとりという女性の霊を祀ったもので、おとりは死の間際、同じ病で苦しむ人がいたら助けてあげたいと言い残した。その後、近所に同じ病を患う婦人が出ると、ある晩おとりがその婦人の夢枕に立って励まし、婦人の病はすっかり治った。この話が広まると、おとりの墓へお参りする女性が増え、ついには御登理様のお堂が建てられたという。

原典より

ある夜、おとりのすがたが、この婦人の夢枕にあらわれて力づけた。—— 小山市史 民俗編 より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

小山市史 民俗編

『小山市史 民俗編』は、小山市の市史のうち民俗を扱う編である。第九章「祭りと民俗芸能」の終わりで小薬北若連・武井の若連が担う囃子と下生井の囃子を記し、第十章「民話・民謡・ことわざ・方言」では間々田・土塔・粟宮・下生井など市内各地の伝説と昔話を、小山城の落城や小山氏、藤原秀郷にまつわる話を多く含めて紹介する。伝説は自然伝説・信仰伝説・歴史伝説の三つに分け、伝承地を添えた伝説名の一覧と主な話のあらすじを掲げ、昔話は土地の言葉のまま載せる。

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