神社道で手招きする白いシャツの子
どんな伝承か
上高田の下十二で近ごろあったという話。お茶摘みから戻ってきたときには、もう夕方になっていた。神社へ向かう道に白いシャツを着た子どもが五人も六人もいて、こちらへおいでおいでと手招きをしている。近づいて行ってみると、そこには誰もいなかった。これは大変だと気を引き締め、急いで家へ帰ったので何事もなかったという。語った人は、これも化かされた話に入るのだろうかと結んでいる。同じ上高田では、中里の人が青木の墓で獣に化かされ、墓場の垣根に首を突っ込んでお頼み申しますと頼んでいたという話も伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妙義町の民俗――伝説・怪異(群馬県民俗調査報告書 第25集・群馬県民俗調査報告書・民俗調査報告)
『妙義町の民俗(群馬県民俗調査報告書第25集)』所収の伝説・怪異。妙義山麓の妙義町に伝わる口承を採録する。