二六じいさん
どんな伝承か
昔あるところに、二六じいさんという、子供のときから一度も嘘を言ったことのない老人がいた。父の死に際にどんなことがあっても決して嘘を言うなと言い聞かされたからである。ある日、山で焚き木を採っていると旅人が来て大きな箱を預け、後から来る者には違う方角を教えてくれと頼んだ。金貨を分けると言われても、刀を抜こうとされても、死んでも嘘は言わないと答えた。追ってきた旅人に、その木の陰に隠れていると正直に答えると、前の旅人は笑って褒美に箱を与えて去った。
原典より
昔あるところに、二六じいさんと言うおじいさんがいました。—— 壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史・自治体史(民俗))
『壬生町史 民俗編』第2節所収の伝説。栃木県壬生町に伝わる樹木・塚・渕・神社・地蔵・地名の伝説を採録する。