鶴殺しの声
どんな伝承か
鶴殺しの疑いをかけられた押付新田の鈴木家三家族一〇名が捕えられたのは、牛助の母が死んで二十一日の法事をした夜のことであったという。ちょうどその日は、羽根野の高野吉郎兵衛の家で建前が行われており、捕えられた者たちの泣き声が、そこまでよく聞こえたそうである。鶴殺し事件は、鶴番の役人群平の恨みから鈴木佐左衛門一家と分家二家族の一〇人が打ち首になったと伝えられるもので、この話はその捕縛の夜を伝えている。押付新田の宮久保つるの談。
原典より
鶴殺しの疑いがかけられ、鈴木家三家族一〇名の者が捕えられたのは、牛助の母が死んで二十一日の法事をした夜であった。—— 利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史・自治体史(民俗))
『利根町史 第4巻(通史・民俗編)』第一章所収の民話と伝説。茨城県利根町の文・布川・文間・東文間各地区に伝わる口承を採録する。