痔を治す猿の神とオシメの祟り
どんな伝承か
鶴ヶ曽根の小野寺繁の家には山王様が祀られている。御神体は猿で、もとは持昌院の持ちであったものを小野寺家が守ってきた。いまは小さな祠になっているが、痔の神様といわれ、かつては参る人が多かった。酒を二年間断つから治してほしい、治ったら酒を供えて鳥居を建てる、と願をかけて治してもらった人もいるという。一方で、ある家に赤ん坊が生まれ、そのオシメを山王様の堀で洗ったところ、一晩のうちに命を取られてしまったという話も伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
八潮市史 民俗編――伝説・怪異(八潮市(編)・八潮市史・自治体史(民俗))
『八潮市史 民俗編』所収の伝説・怪異。埼玉県八潮市に伝わる自然伝説を採録する。