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どんな伝承か
江田には大正九年七月に電気が入り、上を下への大騒ぎになった。ある日、二、三の家で電気がつかなくなった。ある青年が、電気は生き物のようで不思議なものだから、おれが一つ叩いてみようと言い、自分の家から米を搗く杵を持ち出してきて電柱を叩いた。どうしたはずみか電気がぽっかりついたので、これは牛と同じことだ、言うことを聞かないときは叩くに限ると言い、それからもつかないときは杵で叩いたが、よくついたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。