トップ高知県の伝承四万十町

高岡郡窪川町に関連する民話が記録されている

所在地高知県高岡郡四万十町志和(志和坂)
年代現代
登場辻重憲、文(記録者)
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

洋傘が窪川方面へ入ってきたのは明治一〇年頃だという。東又の平助と友作の二人が、志和の夏の神祭に連れ立って出かけた。あいにくの雨だったので、双方の若嫁が貴重品の洋傘を出してくれた。志和の親族の家に着いたとき、平助はうまく傘をたたんだが、友作はたたみ方を知らず、開けたまま庭にころがしておいた。ご馳走になって帰るころにはすっかり雨が上がり、午後の日ざしが志和坂を焦がしていた。友作は開けたままだったのでそのまま差して涼しく坂を上ったが、平助は閉じることはできても開くことを知らず、頭を日にさらして帰ったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))

松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

種別から探す

蝙蝠傘洋傘の開閉を知らない

四万十町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』の伝承