周囲二町余、高さ三十間ほどの大塚
どんな伝承か
福岡県嘉穂郡大分村、高田の片山に周囲二町余、高さ三十間ほどの大塚がある。昔、長者がこれを一日のうちに築いたので一日塚と呼んでいるという。『嘉穂郡誌』『筑前伝説集』が伝える話で、一夜にして築かれたという各地の一夜塚と同じ系統の言い伝えである。本書は塚の部に、長者が一夜あるいは一日で築いたと語られる塚を各地から集めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。