北畠満雅が築いた城を足利義満が攻めた時
どんな伝承か
三重県一志郡三度村(現・松阪市)には、応永三年に北畠満雅が築いたという城の跡がある。足利義満がこの城を攻めた際、重臣の鳥屋尾重澄は計略を案じ、白米を使って馬を洗って見せ、水の手を断たれた窮状を隠して水攻めを逃れたという。『参宮図会』にはこの地から焼米が出ると記されており、白米城の伝説として各地に類話が残る中の一例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。