穹岡城主新開遠江守の家来が落ち延びて来て互いに刺し違えて死ん…
どんな伝承か
板野郡北島村の江尻に十六人塚という塚がある。昔、穹岡城主新開遠江守の家来が落ち延びて来て、互いに刺し違えて死んだのを埋めたものだという。板野郡誌の伝えである。人数を名に負う塚は各地にあり、埼玉県北足立郡指扇村豊来の十六人塚は、十六人の忠義な家来の屍を埋めた処、岡山県苫田郡郷村下原の三十六人塚は、目崎城の合戦で陣没した三十六士を葬った処と伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。