鰹船曳く木遣り調の船唄
どんな伝承か
銚子で漁船を曳き上げる際には、木遣りに似た唄がいくつも歌われたという。「せめて此子が男の子なら、梶を持たせて」といった伝馬唄をはじめ、外川や長崎の地名を織り込んだ唄、船頭の人柄を歌う唄など、さまざまな文句が伝わっている。親船に乗る音頭取りが歌の文句の初めを歌うと、船員たちがこれに応じて梶を操りながら声を合わせ、緩急をつけて調子をとる、これがまさに木遣りの調子であったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。