大隅市成村二子塚の巨人伝説
どんな伝承か
三国名勝図会などによれば、日向・大隅あたりでは大人弥五郎の様々の昔話が伝えられている。大隅囎唹郡市成村大字諏訪原の二子塚は、塚というよりも小山というのが当たっている。平野の中に並び立ち、一つは高さ二十丈ばかり周り五町四十間ばかり、他は高さ十一丈周り二町三十間ほどで、互いに一町内外を隔てた樹木のない芝生地である。昔、大人弥五郎が土を運んでいたところ棒が折れて土がこぼれ、この二つの塚になった。片荷は土が半分残ったために少し小さいのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。