有馬谷の竜神の怒り
どんな伝承か
埼玉県飯能市の有馬大淵に棲むと伝わる竜神の逸話。もとは河又の龍泉寺の坊さんが血脈というお札を淵に投げ込んで読経する雨乞い神事が行われてきたが、ダム建設工事のさなか、竜神伝説を信じない若い工務者が冗談半分に発破用のダイナマイトを大淵に投げ込んだところ、たちまち空が曇って大雨が降り出したという。驚いた現場監督は竜神のたたりを恐れ、急ぎ龍泉寺に祈禱を頼んだと、越生の新井良輔さんが住職から聞いた話として伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秩父・奥武蔵伝説たわむれ紀行(神山弘・1984年頃(昭和50年代))