日照りに登って雨を祈る雨乞山
どんな伝承か
長瀞町の中野上と野上下郷にまたがる雨乞山は、日照りのときにこの山へ登って雨を祈れば必ず験があるといわれてきた。『新記』巻二五一に見える。同書は県内の雨乞山を並べて載せており、児玉町飯倉では旱魃のとき村人が山にのぼって火を焚き、寄居町西ノ入では波羅比門神社の氏子が絶頂で太鼓と笛を鳴らし、大麻を振って雨を呼んだと記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(上巻))
韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 上』を全487話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(巻中の<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。