包み餅と踊りで落ちた子種
どんな伝承か
漲水のツカサヤーの神が男に姿を変え、美しい女のもとへ毎晩通って寝ていた。女が糸を通した針を男に刺し、その跡をたどるとツカサヤーの中へ入っていった。そこでは神が、うまく人間を孕ませたと得意げに話しており、これを聞いたもう一柱の神が、三月三日に包み餅を作って食べ、踊り浜で踊れば子種は落ちてしまうと言い返していた。女がそのとおりにしたところ、流産したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。