兄妹神の島建
どんな伝承か
古代、天の神が兄妹二人を産子神として当地に降ろされた。やがて二人の間に子ができたが、ブフズという魚であった。二番目もアパという魚、三番目は鰻が生まれた。二人は悩んだ末に、ユナの葉を置いて交わると、四番目に真人間が生まれた。それ以来、多くの子が生まれて島は広がり、兄妹神は黒浜御嶽に産子神として崇められた。祭日は旧六月の巳と酉の日で、佐和田・長浜で生まれた女子は、嫁いだ後も必ず祭に出ることになっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。