強清水
どんな伝承か
藤野木から御坂峠の頂上までは六キロメートルほどあるが、その途中に役の行者堂があり、ここに清水が湧いている。これを強清水と呼んでいる。同じような清泉は中道往還の右左口峠の中腹にもあって、そちらは孝行息子が汲んだ清水を老父が諸白の酒として味わったという「諸白の酒」の伝説になっている。藤野木の強清水も、その名を同じくする霊水として語り伝えられてきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。