飛来して目黒に祀られた水引地蔵
どんな伝承か
文禄四年、土佐国安芸郡の甲野浦浜町から地蔵が一体飛んで来たので、目黒の地に堂を建てて祀ったという。あるとき、浜町から来た漁師が猪の肉を口にすると、地蔵は堂から姿を消してしまい、探し回ると林の中で光を放って座っていた。この像は聖徳太子の作と伝えられ、水にまつわる功徳があるとされて、雨乞いの祈願が行われる。これが建徳寺の水引地蔵と呼ばれるものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。