泣き続けるヨナゴ浜の石と局ヶ頂
どんな伝承か
相賀浦に落ちのびた平家の残党は、ヨナゴの浜で塩を焼いて糊口をしのいだ。浜の背後にそびえる山の頂は局ヶ頂と呼ばれ、一族のお局がここに身を置いて敵の来襲を見張ったという。侘びしい暮らしを憐れんでか、ヨナゴ浜の石や砂は夜通し泣き続けると語られ、いまもこの浜の石を持ち去ることは禁じられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第9巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全100話(奈良・大阪・和歌山・三重=近畿南部/紀伊)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。