籾殻が森になった小種の糠塚森
どんな伝承か
小種の長者台には、糠塚森と呼ばれる森がある。その昔ここに長者が構えており、小作から集めた籾を臼でひいて、残った殻を年ごとに積み上げていったところ、ついに森ほどの高さになったのだという。長者は飢饉に備えて千両の黄金をこの森の中に埋め、あとで掘り出せるようにと目印の茶の木を植えたとも語られている。糠が森になるほどの富と、地中に眠るという黄金の話が、いまも地名とともに残されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。