鳴らせば泥海となる帝釈天
どんな伝承か
弁財天山の頂に、お帝釈様と呼ばれる一間四方ほどの小さな堂が建っている。この堂はもともと中野町にあったものだが、所有をめぐる争いが起きて落井側が勝ち、この地へ移されたという。堂に祀られる帝釈天は左手にサワリンを持っており、それを鳴らされたなら、下界はたちまち泥の海になってしまうと語り伝えられている。
原典より
弁財天山の頂上に、通称「お帝釈様」と呼ばれる一間四方くらいのお堂がある。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗))
福井県鯖江市の地名にまつわる口承を、自然物(樹木)・岩石・山谷坂・池泉川・家屋敷・神社寺院祠堂・人物事件・霊異妖怪のカテゴリ別に網羅する。樹木では矢留めの一本杉、観音様の大杉、鐘鋳りの松、三峯の大いちょう、てんぐ松、柿の木と膳椀(膳椀貸し)、三度グリなど。