煙出しから入り蒲団に寝た狢
どんな伝承か
小作田で語られた話。むかし、その人の家の屋根には煙出しが付いていた。夜、寝ていると、その煙出しから何かが入って来て、蒲団の上に乗って寝たようだった。重くてたまらず目を覚ましてみると、狢が寝ている。人が起きたと知ると、狢はまたケムダシから出て行った。この狢はヤマの洞から出て来たもので、ふだんはその洞を寝ぐらにしていたのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
八潮市史 民俗編――伝説・怪異(八潮市(編)・八潮市史・自治体史(民俗))
『八潮市史 民俗編』所収の伝説・怪異。埼玉県八潮市に伝わる自然伝説を採録する。