胃腸に効くと広まった下川の水神様
どんな伝承か
岩富に、下川の水神様と呼ばれて人々に親しまれてきた湧き水がある。明治のなかば頃、土地の医者がその水の成分を調べ、胃腸によく効くと世に知らせた。それからは水を汲みに来る者が増え、とりわけこの水で粥を炊いて口にすれば、重い病人でも快方に向かうと言われるようになったという。三月十三日には今も水神祭が営まれ、多くの人が参詣している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。