杵が森で目玉を抜かれた百姓
どんな伝承か
春の初めのことだという。新舘の百姓が朝から田を打ち返す仕事に精を出していた。昼下がりの一服どきに、すぐそばの杵が森まで足を延ばして腰を下ろすと、たまった疲れが出たのか、そのまま寝入ってしまった。そこへ鳥の群れが舞い降りてきて、眠っている男の目を嘴で突き、目玉をくわえたまま飛び去ってしまったという。会津坂下の新舘に、そう語り伝えられている話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史・自治体史(民俗))
福島県会津坂下町の自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説を網羅する。