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弁慶が掛矢で打ち出した清水

所在地群馬県伊勢崎市三和町堤原(掛矢清水)
年代伝承
登場源義経、弁慶
出典伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説

どんな伝承か

掛矢とは大きな木槌のことで、弁慶がいつも背負っていた七つ道具の一つである。昔、源義経が家来を連れて奥州へ落ちのびる途中、堤原のあたりを通りかかった。長旅で汗をかき喉はからからだったが、近くには井戸も泉も見当たらない。そこで供の弁慶が、水の出そうな所を掛矢で打ちたたくと、不思議なことにそこから澄んだ水がこんこんと湧き出した。弁慶はその水を汲んで義経に飲ませ、以来そこは絶えず水が湧くようになって、掛矢清水と呼ばれるようになったという。

原典より

そこでお伴の弁慶が、水が湧き出しそうなところを掛矢でたたいた。—— 伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説(伊勢崎市(編)・伊勢崎市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説(伊勢崎市(編)・伊勢崎市史)

『伊勢崎市史 民俗編――俗信と伝説』は、伊勢崎市が編んだ市史民俗編のうち、俗信と伝説・昔話の節の抜粋である。オサキや水死体を知らせる鶏などの俗信と、赤城と日光の神戦、赤堀道玄の娘の入水、『神道集』の宮子の龍宮、義経や鎌倉権五郎にまつわる伝説を、『伊勢崎風土記』などの記録や土地の語りを引いて記す。伝説を赤城山・『神道集』・義経・権五郎・寺社・入定・城などの七類に分けて述べ、十二支由来などの昔話を続ける。

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