晴天で雲一つないのに庭に雨が降ると評判になり妖怪視された
どんな伝承か
栃木県那須郡那珂村で、晴天で一点の雲もないのに庭に雨が降るという評判が伝わり、妖怪の仕業と噂されて校長が取り調べに出向いた。庭の樫の木の下に雨の降った痕があり、竿で枝を動かすと雨のようなものが落ちてきた。枝を折って調べると、葉についた虫が排泄したものだと判明した。同様の話は他地方にも見られるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。