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字喜如嘉

所在地沖縄県国頭郡大宜味村字喜如嘉
年代現代
登場大城茂子、新城真恵
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

喜如嘉の墓地の傍を走る国道での出来事である。語り手の父は戦前、自転車屋をしていた。語り手が七歳位のとき、父の自転車の後ろの荷台に乗って行く途中だった。もう夕暮れ時で、墓道は薄暗くなんとなく寂しかった。すると、本当に小さい童ん子が、前輪の前から巻き込まれそうになりながら歩いている。危ないよと大声で言っても、父にはちっとも見えないという。語り手には裸になった小さな男童がはっきり見えた。後で聞くと、そこの海側に昔、風葬跡のような墓地があり、そこは「ワラビ墓」だったという。昭和二、三年頃の話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)

松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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