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昭和四十二年八月十七日に羽越大水害がありました

所在地新潟県胎内市黒川
年代昭和四十二年
登場小谷フミ
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

昭和四十二年八月十七日、新潟県北蒲原郡黒川村を含む流域で羽越大水害が起き、土石流によって多くの人命が失われ、流域のほとんどが埋まった。人々は県道沿いに移転し、復興のためダンプやトラックが行き来するようになった。その頃から幽霊の噂が立ちはじめる。女を乗せてやると、必ず水害以前は集落があった人家のない場所で「ここで降ろして下さい」と言い、車を止めると姿が消えて座席がびしょびしょに濡れている、バックミラーに映らないので振り向くといない、というのである。運転手たちは人を乗せなくなった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)

松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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乗り物の怪異消える乗客濡れた座席

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