海の仏さまを粗末にする祟り
どんな伝承か
鳴瀬の漁師たちのあいだでは、海の上で仏さま、すなわち溺れ死んだ者の亡骸を見つけたときの心得が語り継がれている。わざと見捨てたり、ぞんざいに扱ったりすれば、その霊がのちに幽霊となって船の進む道を誤らせたり、不漁を招いたりするという。反対に、ていねいに扱い、拾い上げて故郷へ知らせてやれば、その礼であろうか、大漁や航路の無事をもって報いてくれると信じられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承