国内の神を集めて祀る本郷の總社明神社
どんな伝承か
東葛飾郡葛飾村の大字本郷に總社明神社が鎮座している。むかし国司が、国じゅうの神々を国府の社にまとめて祀り、一社ずつ巡らずともここへ詣でれば足りるようにした、その名残だという。こうした総社は諸国どこにも置かれ、同じ由来を持つと記されている。祭りは九月十五日に営まれる。国府の総社は朝廷の古い制度によって国ごとに設けられたというより、国内の神々をもれなく祀るためのものであったと説かれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。