弥彦の神さま
どんな伝承か
むかし、弥彦の大神様が野積の浜で里人たちに、塩を作る方法を教えた。一日がかりでようやく塩ができあがり、みんなが大喜びをしている最中に、急に雷が鳴って夕立となり、せっかくの塩は流れてしまった。弥彦の大神様は激怒して、さっそく天に呼びかけて雷どもを集め、厳しく戒めた。それから弥彦山には夕立が降らず、雷も鳴らないようになったという。そのため弥彦様はこの地方の人びとに雷除けの神として信仰され、そのお守りとして御神札をいただいて行く風習が、昔あったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。