白山権現
どんな伝承か
尾花町の殿上の社が織田信長によってことごとく焼き払われたとき、その祭神である白山権現は、殿上山と向かい合ってそびえる服間村水間の松ヶ嶽の頂上へ飛び移られたと伝わる。その姿を拝した人々は、そこに社を建てて御神体を安置した。ところが、水間の方へ向けて安置したはずの御神体が、いつの間にか殿上の方へ向きを変えており、水間の側からはその背面を拝むようになってしまったという。この祭神は秘神とされ、三十三年に一度しか開扉されないといわれている。
原典より
殿上の社が織田信長によってことごとく焼き払われた時その祭神白山権現は、この山と向かい合ってそびえている服間村水間の松ヶ嶽の頂上に飛び移られたという。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗))
福井県鯖江市の地名にまつわる口承を、自然物(樹木)・岩石・山谷坂・池泉川・家屋敷・神社寺院祠堂・人物事件・霊異妖怪のカテゴリ別に網羅する。樹木では矢留めの一本杉、観音様の大杉、鐘鋳りの松、三峯の大いちょう、てんぐ松、柿の木と膳椀(膳椀貸し)、三度グリなど。