金の茶釜を埋めた長者が清水
どんな伝承か
三春町の南成田、字西小屋に長者が清水と呼ばれる湧き水がある。船引町史はこれを「西小屋(現三春町)にある」ものとして載せ、昔ここに長者が住んでいたと伝える。あわせて「朝日さす夕日たなびく白藤の下」という文句が語り継がれており、その指し示す場所に金の茶釜が埋められているのだという。長者そのものの姿は語られず、清水の名と唱えごとだけが、その富の記憶をとどめている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
船引町史 民俗編――昔話と伝説(船引町(編)・船引町史・自治体史(民俗))
『船引町史 民俗編』第十一章所収の昔話と伝説。福島県船引町(現田村市)に伝わる口承を採録する。