笠ぬき沼1
どんな伝承か
佐沼の女性が語る笠ぬき沼の由来。笠ぬき沼は立木の明神様の下にある沼で、笠に腰掛けたところ、それが抜けて沼になったという。立木の明神様が、どこに陣取ろうかと沼の所へ腰を下ろした跡だとも語られる。沼のそばの榎は明神様の木で、神様が着物を掛けたとも言われ、誰も手を触れない。そのため、笠の上に腰掛けてはいけないと戒められている。
原典より
笠に腰掛けてたら、それが抜けちゃって、沼になっちゃったって。—— 竜ケ崎市史民俗調査報告書2(長戸・大宮地区)――伝説・怪異(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
竜ケ崎市史民俗調査報告書2(長戸・大宮地区)――伝説・怪異(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)
『竜ケ崎市史民俗調査報告書2(長戸・大宮地区)――伝説・怪異』は、竜ケ崎市史の民俗調査報告書の一冊である。大塚・板橋・塗戸・半田・薄倉・大徳・宮渕・佐沼などの集落で昭和五十九年から六十年に聞き取った昔話と伝説・世間話を、話者の集落・性別・生年と採話の日付を添えて、語りの言葉のままに収める。伝説・世間話は「土地のはなし」として集落ごとにまとめ、狐に化かされた話、塚の火の玉、沼の大蛇などを並べ、昔話には話型の番号を付す。